多汗症は脱毛の影響あり?制汗剤の使用は大丈夫?

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脱毛すると多汗症が治るとの噂があり、その噂を信じて脱毛を行ったが、当初の期待とは反対に脱毛前より汗の量が増えたと言う方もいらっしゃいます。

多汗症と脱毛に関しては多くの噂が存在していますが、実際はどうなのでしょうか?

多汗症の概要や種類がわかる
多汗症になる原因がわかる
脱毛後の汗を抑える方法がわかる

多汗症とは何か?種類があるの?

気温が高い時期に外で運動を行った後や、室温が高いサウナ等に入り一定時間経過した後は汗が出てきます。

汗が何故出るのかですが、汗が出ることにより体温調節の役割を果たしているのです。

ですが多汗症の方は、運動やサウナ等に入らなくても汗をかき、人によっては洪水のように流れ出てきます。

満員電車や、歩いているだけでずっとハンカチで汗をぬぐっている姿を思いうかべるとイメージしやしいでしょう。

多汗症には体のあらゆる部位から大量の汗が出る全身性と、限定された部位からのみ大量に汗をかく局所性に分類されます。

多汗症には何種類かあるんですね。

多汗症になる原因

自分の気持ちとは関係なく大量の汗がとめどなく流れ出てくる多汗症は非常にやっかいで、良い対人関係を築くうえで弊害になってしまうと、悩んでいる方も多いでしょう。

多汗症になる原因ですが、現在考えられている主な原因としては、ホルモンバランスが乱れて発症する場合や、病気によって引き起こされる場合があります。

たとえば、多感な時期である思春期や産後によりホルモンバランスの乱れ、自律神経が乱れてしまい、ある日突然大量の汗が出るようになったりします。

更年期障害や糖尿病などの病気も多汗症を引きおこす原因の一つに挙げられます。

脱毛すると多汗症になるのか?

脇脱毛により多汗症になる、汗が増える事はほとんどありません。

ですが何故噂が発生するのでしょうか? 火の無いところには煙はたたないの言葉に代表されるように、何かの理由があり脱毛したら多汗症になるとの話が広まっているのか?それはズバリ毛の量に関係しています。

それまでは毛自体が汗を止める役割をしていたのですが、脱毛完了すると毛がなくなり汗をせき止める役割を果たせなくなり脇から汗がポタポタと流れてくるのです。

脱毛前は毛があるので汗を実感していなかっただけで、脱毛後は毛がないので汗がダイレクトに服に付着する事により、汗を実感し汗の量が増えたと勘違いしてしまいます。

汗が増えたと”感じるだけ”なんですね。

脱毛後の汗を抑えるにはどうしたいいのか?

脇の脱毛をしたことにるメリットとして、今までムダ毛に絡みついてふき取りにくかった汗は、毛がないことによりハンカチ等でふき取りやすくなっており汗の処理が楽になります。

ですが汗そのものを分泌を抑えるにはとうしたらいいのでしょうか?

脱毛完了後に汗がダイレクトに流れるのを防ぐためには、制汗剤を使用する対応策が考えられます。

制汗剤にはスプレーとジェルタイプがあり、スプレーには香料が含まれており汗と共に臭いも抑制出来ますが、ジェルタイプに比べて汗の抑制効果は少ないとの声もあります。

逆にジェルタイプの方が汗の抑制には効果があり、ジェル自体の臭いは少し消毒液みたいな臭いを感じますが塗って暫くすると気にならなく程度の臭いです。

まとめ

多汗症の原因はホルモンバランスの乱れや病気
脱毛=多汗症になるわけではない(汗が増えたと感じるだけ)
汗が気になるなら、制汗剤を利用するといい

脱毛サロンにまつわる噂の一つにサロンで脱毛を行ったら多汗症のように汗の量が増えた、ワキ汗が前よりも酷くなって、服にシミが目立ち恥ずかしいと言う話を耳にします。

このように脱毛すると多汗症、いわゆる「汗かき体質」になってしまうのかどうかですが、脱毛に使われる光照射による熱が原因で脇汗の量が増える事はあり得ません。

このような噂が出る理由は脇の脱毛を行うと、本来汗を絡みとっていたムダ毛がなくなるので汗がダイレクトに流れ出てくることにより、服などが濡れてしまい、雑菌を発生させやすくなり、時には臭いも伴うのでそのことから脇脱毛に関する間違った噂が独り歩きするようになってしまったのです。